高等ムーミンをめぐる冒険

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クラリネット再メッキオーバーホール〜魅惑のピンクゴールド〜

 近ごろは主にB♭クラはクランポンのfestivalを使っているので、昔から持ってるCSVは売り飛ばそうと思った事もあったが、まぁ高校の頃にお年玉貯金をはたいて中古で購入し、その後は幾多のコンクールを共にした思い出の楽器でもあるのでまだ使ってやろうと思った。二本あると修理の時とか結構便利であるし、今いる団体は外で吹くことも多いので高校の頃に散々外で練習して割れ耐性が付いたと思われるこの楽器が活躍する機会もあるだろう。
 しかしながら、リングキーの内側が腐食していたりキーポストのメッキがボロくなっていたり、少々くたびれてきた感じは否めない。そこで、いつかやろうと目論んでいたピンクゴールドへの再メッキを実行した。

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 修理は町田にある木管楽器工房Anchesにお願いした。パイパーズ(管楽器の雑誌)で連載を持ってた技術者さんで、相場よりかなり安く(10万円ポッキリ)できた。当初はオールピンクゴールドにしようと思っていたが、せっかくだから記念モデルとかにもないカラーリングにしようと思い、キーポストは24金でお願いした。クラリネットは黒い木なので全部金メッキだと仏壇チックになってしまうが、これだとそう厳かな感じはない。タンポはホワイトレザーにしてもらった。

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 もともとのメッキの状態が悪い部分は再メッキ後もやや荒い感じの表面になってしまうが、値段が安いので費用対効果としては良い気がした。もっとお金を積めばボロボロのキーもかなりツルピカな感じでメッキしてくれるお店もあるようだが、こちらは金持ちになったらまた改造する際に利用したい。

 気になる音色の変化だが、正直よくわからない(!?)。というか最近フェスティバルばかり吹いていたのでゴールドメッキで重くなるかと思っていた吹奏感が軽く感じる。ただ、どちらにせよ全分解オーバーホールを施した訳で、キータッチや音程は良くなったと思う。まあ所詮はアマチュアなので、自分の好きなように楽器を弄って満足していれば良いのだと思う。次はシャンパンゴールドにしたい。あとローズウッドの楽器(パトリコラ)も欲しい。

 

 

(追記) 

メッキ料金は2018年から値上げされたようです。時代の流れですね。