粘膜面の分泌型immunoglobulinというのは病原体の排除のために進化したのか?それとも共生細菌の恒常性維持のために進化したのか?という疑問を探るべく、筆者たちはアマゾンの奥地…ではなくニジマスを探索。お魚はIgTというクラスを粘膜面で分泌するらしいのですが、これを除去すると病原体は排除できないわdysbiosisは起こるわ(なぜか魚はIgMが代償しない)で、結局のところ、病原体の排除と細菌叢の恒常性維持は一緒に進化したという結論。なんか微妙な感じですが、哺乳類以外の比較免疫学が好きなので紹介しました。
https://immunology.sciencemag.org/content/5/44/eaay3254