高等ムーミンをめぐる冒険

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助教というお仕事

なんだかんだで博士号を取り(学位審査の2週間前にacceptされて死ぬ寸前だった)、半年ほどポスドクを経て2019年の10月から北陸地方にある某大学医学部の助教として勤務している。今のご時世、学位をとってすぐにポストにつけたのは行幸である。

分野的にはこれまでの免疫学から細菌学へと移ったが、自分のやる研究内容としては大きく変動していない。

仕事的には雑用がある程度増えたが、学生実習とか、ボス不在時の講義とか、試験監督とかそんな程度である。

学生の世話だとかラボ運営は博士課程の頃からある程度やってたのでそんなに代わり映えは感じない。

当時、薬学部の学部生を3人ほど研究指導し、自分の博士論文と並行して卒論一つと修論二つの執筆指導をしていたが、そんなに苦ではなく、むしろ楽しかった。教師になるのは真平御免だと高校の頃には思っていたが、意外と教育というのが好きなのかも知れない。もちろん、教育ばっか重視して研究しないダメ教員も世の中沢山いるので注意したい。まだ31で、自分の研究を切り開けてすらいないのである。とはいえ、医学部なので院生が3人ほど居るだけなのはちょっと寂しいものだ。

学部生が卒研でくるという事はないのだが、2ヶ月程度基礎配属というので研究体験的なイベントがある。これを研究「ごっこ」で終わらせないためにけっこう頑張って指導してたら、発表会で1位になってくれて、これは中々嬉しかった。